海外FXや仮想通貨にも税金はかかります。
しっかり納税できるように確定申告についてまとめました。
- 海外FXで確定申告が必要なケースとは
- 海外FXの税金の特徴
- 年間取引報告書について
- 海外FXで利益が出たら確定申告をしよう
- 面倒な仮想通貨の損益計算を平均10秒で完了させる【Cryptact-クリプタクト-】
「海外FXは日本での納税義務はない?」と考えている方もいらっしゃるようですが、海外FXの場合でも一定の利益が出た場合には日本での確定申告をして税金を納める必要があります。
利益が出ているのに税金を納めていない場合、税金以上の金額を納めないといけなくなったり刑罰になるケースもありますので、しっかりと確定申告をしましょう。
今回は少し難しく感じる海外FXでの税金について、分かりやすく解説していきます。
海外FXで確定申告が必要なケースとは
海外FX業者で取引きを行っていても、確定申告が必要な人とそうでない人がいます。
そこでまずは確定申告が必要なケースについてご紹介します。
自分が当てはまるかどうか考えながら読んでみてくださいね。
給与所得者で20万円以上の利益が出た場合
給与所得者とは、会社に所属し会社からの給料をもらっている人のことを指します。
いわゆるサラリーマンや契約社員・パート・アルバイトの方ですね。
給与所得者の方は海外FXの取引で利益が20万円以上出た場合には確定申告を行う必要があります。
ただ、海外FXの利益が20万円を超えていない場合でも、その他に副業をしている方は注意が必要です。
海外FXの利益は雑所得に分類されますので、同じように雑所得に分類される副業を行っていて、海外FXの利益と合わせて20万円を超える場合は確定申告を行いましょう。
非給与所得者で38万円以上の利益が出た場合
非給与所得者とは、会社からの給料をもらっていない専業主婦の方や専業トレーダーの方です。
非給与所得者の方の場合は海外FXでの利益が38万円以上出たら確定申告が必要です。
こちらも給与所得者と同じように、海外FX以外にもアフィリエイトやせどり等の収入がある方は利益の合計で38万円を超えた時に確定申告が必要になります。
自営業者の方
自営業の方は自分の事業の申告のために普段から確定申告をされていると思いますが、海外FXを行った場合、その利益も合わせて申告することが必要になります。
忘れないように注意しましょう。
海外FXの税金の特徴
ここからは海外FXの利益が出て税金を払わないといけない場合、どのような特徴があるのか具体的にご紹介していきます。
海外FXは累進課税
海外FXの利益は確定申告の際に雑所得という分類になります。
これは国内FXと同じなのですが、違うのは税区分が総合課税になるという点です。
国内FXの場合は一律20%ですが、2037年までは復興特別所得税が課されるため、20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)となります。
海外FXは累進課税となり、利益が大きくなれば大きくなるほど税金も高くなってしまいます。
その他の副業の赤字と損益通算できる
損益通算とは、ある事業の赤字とその他の事業の黒字を合算することができるということを言います。
損益通算をして所得の損失と利益を合算することによって、税金がかかる所得を下げることができるので、払わないといけない税金の額を安くすることができます。
海外FXは雑所得という分類で確定申告が必要となります。
アフィリエイトやせどり、仮想通貨などの収入は海外FXと同じ雑所得なので、同じ分類の所得は損益通算することができます。
例えば、海外FXでは1年間に50万円、アフィリエイトで10万円の利益が出たけれども、仮想通貨で50万円の損失が出てしまったという場合、50万+10万-50万で1年間の雑所得は10万円となります。
この10万円と会社からもらう給与所得を合わせた金額で税率が決まり、税金の金額が決まるということです。
また、2つの海外FX業者を使っているという場合でも同じように損益通算することができます。
国内FXとは損益通算できないので注意
国内FXは海外FXと同じ雑所得になりますが、税区分が申告分離課税なので、総合課税の海外FXの損益とは損益通算することができません。
そのため海外FXでは利益が出ていて、国内FXでは損失が出てしまったという場合でも、それを合わせることはできないということです。
ここを間違ってしまう方も多いようなので注意しておきましょう。
経費を計上することができる
海外FXで利益が出た場合、その利益を出すために使ったお金に関しては経費として計上することができます。
例えば、初めてFXに挑戦した場合にはFXの知識を学ぶために本を買ったりセミナーに参加したりすることもあるでしょう。
その時にかかる書籍購入費やセミナー参加費用、セミナー会場に行くまでに必要だった交通費などは経費として計上することができます。
また、自動売買システムを使っている場合にはVPSの契約が必要になると思いますので、こちらの料金も経費となるでしょう。
経費を計上するメリットとしては、税金がかかる金額を少なくすることができるという点です。
1年間で海外FXの利益が20万円出た場合に、その20万円を生み出すために5万円分の書籍を買って勉強したとします。
その時の所得は20万-5万で15万円となります。そのため、この15万に税率がかかり税金を払うこととなり、20万円で申告するよりも税金の金額は安くなります。
ただ、確定申告の際に経費計上する時には購入した際の領収書が必要ですので、気を付けて保管しておくようにしましょう。
ポジションの持ち越しで税金を安くすることも可能
確定申告の際に損益として計上するのは、ポジションを決済したタイミングです。
含み益、含み損でも決済していなければ課税対象になりません。
そのため年末になるとポジションを保有したまま、年を越して節税対策をする方もいます。
ただ、年末年始は相場が大きく動くこともあるので、不安な方は年内に決済をしておくことをオススメします。
出金不可ボーナスには税金がかからない
海外FXを使って運用する大きな魅力の1つとして豪華なボーナスがありますよね。
100%入金ボーナスを活用して100万円を入金すれば、運営から証拠金として100万円が付与されます。
自分が入金した額の倍の金額で運用できるので、より大きな利益を出すことができる仕組みになっており、このボーナスを期待して海外FXを行う方も多いことでしょう。
出金できないボーナスは所得と判断されないため、税金がかからずに大きな額の運用が可能になるという点が大きなメリットとなります。
ただし、出金可能なボーナスやキャッシュバックは課税対象になりますので注意が必要!
海外FXでの利益が大きくなればその分税率は上がりますが、豊富なボーナスのおかげで税金が気にならない程の利益を上げることもできる仕組みだと言えますね。
年間取引報告書について
海外FXの確定申告に必要な年間取引報告書をMT4から確認する方法についてまとめました。
確認方法
MT4を起動させてターミナルを開きます。
↓
ターミナル内口座履歴タブを右クリック。
↓
期間のカスタム設定を選択。
↓
対象期間をその年の1月1日~12月31日に設定します。
↓
対象期間の取引履歴が表示されますので、
右クリック、レポートの保存を選択。
↓
HTMLファイル形式で名前を付けて保存します。
↓
保存したファイルを開きます。
赤枠のClosed Trade P/Lが年間確定損益額になります。
ここの数字が以下の金額以上の場合は確定申告が必要です。
給与所得者[20万円]
非給与所得者[38万円]
海外FXで利益が出たら確定申告をしよう
いかがでしたか?
海外FXの場合でも利益が出たら確定申告が必要です。
税金を払わないといけないことをネガティブに感じる方もいると思いますが、海外FXの場合は豪華なボーナスを使って大きな利益を上げることもできるので、しっかり利益を出して経費も計上し、必要な金額分の税金は申告して払うようにしましょう。
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